2017.01.06
頚部ヘルニア 施術例
症状は手のしびれ・首から肩甲骨にかけての痛み・握力低下などの症状となってあらわれます。
「寝違えかと思って放っておいたら痛みが引かない」39歳の男性の場合
1週間前に朝起きたら首が痛くなってしまって、放っておけば治るだろうと思って放っておいた所、痛みが引くどころかどんどん悪化してきているということでした。
ヘルニアは、長期にわたって背骨に過剰にストレスが加わり、椎骨(ついこつ、背骨を形成している骨)ひとつひとつの間の椎間板(ついかんばん)が傷ついて、中にあるゼリー状の物質が飛び出して神経を刺激することで引き起こされます。
いわゆる寝違えはこの椎間版が傷ついた状態のケースが多いです。
このお方は首から肩甲骨にかけての痛みがひどく特に朝方の痛みがひどかったです。これは夜寝ている間に椎間版が高野豆腐のようにふくらんで痛みが出る、椎間版ヘルニアの特徴です。
更に椎間版に圧をかけて肩の筋力検査をした所、力が上手く入っていなかったです。これも椎間版の特徴になります。
このお方は寝違えは前からちょくちょくあるそうで、その度に椎間板を痛めていた事になります。このような事が続くと今度は手の方にまでしびれが出てきたり、それが一日中続くようになったりしてしまうのでしっかりとした根本治療が必要です。
今回の原因は一言でいうと姿勢になります。仕事もデスクワークでパソコンを長時間やられていて、運動もしていないそうなので、最初お会いした時はもの凄く姿勢が悪かったです。
椎間板ヘルニアの原因は一言でいうと姿勢にあります。インナーユニット(体幹)の機能低下から姿勢が崩れ、首が前に出るような形になります。そうなると椎間板に必要以上にストレスがかかってしまい、ヘルニアが誘発されます。肩コリも原因は同じです。筋肉に負担がかかり続けて常に緊張してしまっている状態です。あまりひどくなると頭痛にも繋がって来てしまいます。
椎間版は一度傷が付くと完全に元には戻りません。根本改善が大切です。
治療は深層筋膜リリースを行っていきました。患部の部分に関しては立体動態波によって痛みを抑えていきます。更にコンプレッションリリーステクニックによって首の筋肉を緩めていきます。
それだけですと、姿勢の変化は出てこないのでPNF施術をインナーユニット(体幹)に当てて機能を取り戻していきます。そうすることで姿勢が改善され椎間板にかかるストレスが軽減していきます。
治療は1週間に3回のペースで進めていきました。
2週間後には痛みは大分落ち着いていました。ただ仕事を長時間続けていると痛みがまた出てくるという状態でした。1ヶ月後には痛みはほとんどおさまり、違和感がある程度になっていました。
しかし、肩の筋力検査はまだ力の入り具合がよくなかったので、再び週に3回のペースで1ヶ月治療を続けていきました。2ヶ月経った時には症状はほぼ改善しました。ただ姿勢の方が改善しきれていなかったので、そこで1週間に2回に切り替えて一ヶ月通っていただいて治療終了となりました。
「寝違えは前から悩まされていたんですが、まさかそんな事になっているとは思わなかったです。治療はもちろんですが、首に対しての対処法や、簡単な体操まで丁寧に教えて頂いて良かったです。以前は仕事中の目の疲れがひどかったんですが、それも軽減されて痛くなる前よりも身体が元気になったので本当に助かりました!」
とおっしゃられていました。
目の疲れは首の筋肉が固くなることで起こりやすくなります。姿勢良くなり、首への負担が
減りそちらも改善されたんですね。
椎間版は一度傷が付くと完全に元には戻りません。そういった事を繰り返しているとどんどん悪化していきます。なので今回のように根本から改善していく事がとても大切になります。
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