2017.10.16
自律神経障害(自律神経失調症)・頭痛でお悩みの方。食用油について考えてみませんか。
自律神経障害(自律神経失調症)・頭痛でお悩みの方。
油(食用油)について考えてみましょう。
”トランス脂肪” 聞いたことある方もいらっしゃるとおもいます。
簡単に説明いたしますと、市販されている「マーガリン」に大量に含まれている油です。
その他、ファーストフード、スナック菓子、インスタント麵などにも多く含まれています。
「マーガリン」は植物油を原料にしています。大豆油、菜種油、コーン油、
ひまわり油、パーム油などです。
植物油は融点が低く、常温では液体となりますので、身体の中に入っても液体の
ままなので血液中をスムーズに移動します。血液をサラサラにする油といわれる理由です。
しかし構造上、長期保存が難しいという欠点があります。
一方、ラード、牛脂などの動物性油脂は融点が高いため、常温で固まります
摂りすぎると血液がドロドロになるといわれる理由です。
しかし「マーガリン」は常温でも固形で、長期保存も可能です。。
何故なのでしょうか・・・
「水素添加」という方法を使い人工的に油の性質を変えているからなのです。
そしてこの「水素添加」の過程で大量につくられてしまうのが“トランス脂肪”なのです。トランス脂肪は自然界には存在しないプラスチックの構造にそっくりな物質です。
では、このトランス脂肪が身体に入るとどうなるので
トランス脂肪が体に入ると体は分解、代謝しようとします、
しかしトランス脂肪は不自然なものなので、分解、代謝に時間がかかります。
その為、大量のビタミン、ミネラルを消耗します。
体に大きな負担をかけることになるのです。
そればかりか、分解の過程でガンの原因となる“活性酸素”も大量につくってしま
うのです。
もう1つトランス脂肪は細胞膜に悪影響を与えます人の体は60兆個の細胞でつくられています。内臓、皮膚、血管、髪の毛、全て。細胞が集まってつくられたものです。
「健康」とは60兆個の細胞がイキイキと正常に働いていることです。
その細胞の細胞膜は脂質で構成されていますが、細胞の脂質にトランス脂肪が入り込むと細胞膜の働きが不完全になってしまいます。その結果、細胞に必要なものが流出したり、逆に有害物質がはいりこみやすくなってしまいます。
「健康」とはとても言えない状態です。
現在、ヨーロッパ各国では、トランス脂肪が基準よりも多く含まれている食品は
違法とされています。
アメリカ、ニューヨーク市でも2008年から全ての食品からトランス脂肪を排除することを法律化しています。
因みに実験で「マーガリン」は2年間、外に放置していても溶けることもなく、カビも生える事もなく、虫も寄り付きませんでした。
虫も避ける食品なのです。
以下にトランス脂肪を多く含む食品をあげてみますが、もちろんですが安全な油を使用して以下にあげる10の食品をつくっている食品会社も数多くあります。
少々、お値段が高めで賞味期限も短くなりますが、健康被害を考えると決して高いものではないのではないと思いますので、食品を購入の際は吟味することも必要ではないのでしょうか。
-トランス脂肪を多く含む食品 トップ10-
パッケージ記載は「ショートニング」「加工油脂」「ファストスプレッド」等
1 スプレッド(マーガリン、ショートニング)
2 粉ミックス
3 インスタント麺
4 ファーストフード(フライドポテト、フライドチキン)
5 冷凍食品
6 オーブン食品
7 スナック菓子
8 シリアル(オートブラン)
9 クッキー チョコレート
10 トッピング(コーヒーミルク、ホイップクリーム)
次回のブログではトランス脂肪が脳、自律神経に与える影響をお話しさせていただきます。
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