2017.10.19
トランス脂肪は脳・自律神経にダメージを与えます!
前回のブログ「自律神経障害(自律神経失調症)、頭痛でお悩みの方。食用油に
ついて考えてみませんか」の続きです。
現代社会の食生活で摂取されることが多いトランス脂肪は「脳、自律神経にダメージを与えます」。
トランス脂肪の問題については、前回のブログをご覧ください。
今回は私たちの体に必須の油、オメガ3のお話しからさせていただきます。
私たち脳の神経細胞にはオメガ3が欠かせません。
オメガ3とは油に含まれる構成材料の1つであり脂肪酸です。
主に青魚(DHA/EPA) 亜麻仁油・アマニ油(リノレン酸)に多く含まれる植物油です。
脳の神経細胞はオメガ3が30%含まれてはじめて情報伝達が正常におこなわれます。
私たちの脳の約60%は脂質で構成されており、脳にはオメガ3の脂肪酸が欠かせません。
①オメガ3が不足すると脳からの情報伝達が正常に行われなくなりす。
②オメガ3が不足すると代わりに・・・
③トランス脂肪が脳神経の構成材料として使われやすくなります。トランス脂肪は脳の伝達機能を大きく低下させます。
④これらの事が、毎日、毎年繰り返される。
結果どうなるのかと・・・
発達障害、情緒不安定、うつ病、集中障害、など脳に重要な機能低下を招くことになります。
特に発達途上にある子供の脳の発育、人格形成に大きな影響を与えます。
また、体の細胞の代謝が盛んな妊婦さん、乳幼児にも大きな影響を与えます。
人の脳は胎児期に盛んに細胞分裂を行い、出生後1年で約80%が完成されます。
1度出来上がった神経回路は別の回路に組み換えられません。
脳の伝達機能の低下は自律神経の機能にも大きく影響します。
現代社会のファーストフード、インスタント食品、コンビニ食生活はトランス脂肪が含まれる食品が多く、「魚」離れが進むために圧倒的にオメガ3が不足しています。
自律神経障害(自律神経失調症)、頭痛でお悩みの方は今1度、食生活、油について考えてみてはいかがでしょうか。
「脳の栄養失調」が続くと自律神経に大きな影響を与えます。
どんなに良い薬、治療をうけても、食事が悪ければなかなか効果があがってきません。
ここで、私自身が毎日実践しているオメガ3をお手軽に摂る方法をお教えさせていただきます。
市販されている亜麻仁油をコーヒースプーン1杯、毎日摂ることです。
私は毎朝、ヨーグルトに亜麻仁油をスプーン1杯入れて食べています。
これだけで始めてから3か月で体重が5㎏減り、快眠、快便です!
スパーマーケットで200ml、1000円前後です。必ず遮光ビンにはいっているものをお選び下さい。
開封後は必ず冷蔵庫に保存です。
常温で保存できる油はそもそもおかしいのですよ・・・。
健康の3原則は「食事」「睡眠」「運動」ですからね!